17はJARLが定めている山梨県の県番号です。主にコンテストやアワードで使用し、書類などでも用いられます。JARL17はJARL山梨県支部を表しています。支部役員会でほかの候補に対して圧倒的な支持を得て決まりました。簡潔で入力しやすく、アマチュア無線家には意味が明瞭です。JARLの会員サイト www.jarl.org とも整合性が高いです。
ちなみに書面で局免を申請された方はご存じかと思いますが、政府が用いる山梨県の番号は19ですね。JARLではそれより以前に17を採用しました。
政府のものと見比べると、地方区分の順番が異なっており、各区分内でも県の順番が違います。
JARL:北海道→東北→信越→関東→東海→近畿→北陸→中国→四国→九州→沖縄
総務省:北海道→東北→関東→中部→近畿→中国→四国→九州・沖縄
JARLの付番が電波行政管区に対応しているのに対し、総務省は学校で習う地域区分に対応していますね。(電波行政は総務省の管轄ですが電波行政管区は採用されなかったようです。)
学校の地理とエリア番号が違うのは山梨と三重です。山梨県は電波行政上は関東(1エリア)ですが、学校では中部地方と習います。東海地方(2エリア)のうち三重県は学校の地理では近畿になっています。
県内の方はよくご存じかと思いますが、NHKのニュースでは山梨県は関東あるいは関東甲信(越)に含まれ時に首都圏に含まれます。JR東日本でも大都市近郊区間にあたります。山梨県の大半の地域からは東京方面への交通が発達していて、マインドとしては関東? でも、アマチュア無線家は「今日は1エリアが良く聞こえる」などと言ったりします。ここも1エリアなんですがHIHI。