あの有名ポイントが運用禁止!? 他の利用者の迷惑にならないよう気を付けましょう

アマチュア無線の魅力が見直され各局の活動が活発化している昨今ですが、移動運用中に「『ここは無線は禁止です』と言われた」「『許可をとりましたか?』と聞かれた」という話が増えているようです。以下の議論と情報共有がR5年度支部大会(ハムの集い)でありましたので報告します。

・ある有名移動スポット駐車場で運用中、監視員に「無線は禁止」と言われた
・施設・公園・森林等付属の駐車場はその施設等の利用のためのものであり、無線運用することで本来の利用者が不便をこうむるのはまずい(設備展開は、明らかに長時間駐車場利用が主目的)
・したがって運用時、所有者や管理者に許可・確認を得ることは必要と考える
・大がかりな無線設備を構築した長時間占拠、無線用設備の音や声だしなどがトラブルを招く
・アンテナ設置など含め1台分を超えての占拠は特にトラブルを招きやすいようだ
・そのような事例は周知し互いに注意していくべきではないか
・支部でもHP等で広報に努める

指摘のあった場所は支部大会参加各局の多くも移動運用を行ってきた場所で、県外局にもよく知られた場所ですので、会場に衝撃が走りました。山梨県内には多くの観光地、好ロケ地があり、県内外各局が移動運用を楽しまれております。OMさんたちが無線を始められたころに比べれば移動用設備入手や運用も容易になっている一方、社会規範が大きく変わっています。今後も快適にアマチュア無線を続けるためにお互いマナーに注意しましょう。

※追記 この指摘箇所の自治体全体で公園等でのアマチュア無線が禁止になっているとの情報があり、支部役員会で改めて情報共有・議論しました。どのスポット・自治体なのか知りたい、明らかにしたほうがよいのではというご意見ご希望も聞いております。「じゃあその他ならいいのか」となりますし、許可を得て運用している場合にかえって運用者にも管理者等にも迷惑になりますから、あえて記載しておりません。運用地に関わらずマナーは守るべきという立場で本記事を掲載しております。

関連情報
公園移動運用の注意事項(PKアワードweb site 各所にマナー記載あり)
道の駅アワード(トップページ中ほどに注意事項あり)

JARL NEWS 2023夏号より転載
楽しい移動運用でトラブルにならないように気を付けましょう
写真は2023かながわフィールドミーティングでの移動車両展示の様子で、イメージです