ＪＮ ７，1993より

第35回通常総会（かいじ総会）開催 　全国から2,200人が出席

1993年（平成5年）5月30日　甲府市

＜愛称は“かいじ（甲斐路）総会”＞ 　5月30日（日），武田信玄のふるさとであり，南アルプス連峰や奥秩父山塊など2,000m級の山々に四方を囲まれた“山の都”山梨県･甲府市で，「第35回ＪＡＲＬ通常総会」（実行委員長：ＪＮＩＦＮＥ秋山亮山梨県支部長）が盛大に開催されました。 　会場となった甲府市総合市民会館“山のアリーナ”には県下はもとより全国から会員約2,200人が出席し熱心な質疑応答が行われた結果，上程された全議案とも原案どおり可決・承認されました。 　　☆　　　　　　　☆ 　10:00， 総会の開会を知らせるブザーが鳴り，どん帳がゆっくりと上がり，式典が始まりました。 　まずＪＡ１ＵＴ林義雄関東地方本部長が地元を代表して歓迎のあいさつ。続いて，ＪＡＲＬを代表してＪＡＩＡＮ原昌三会長が開会の辞を述べました。 　来賓として出席の，郵政省電気通信局長（代理）鬼頭達男電波部移動通信課長，館野関東電気通信監理局長，天野建山梨県知事，甲府市長（代理）浅川紫朗甲府市教育長からそれぞれご祝辞をいただき，ＪＡ１ＡＤ斎藤健名誉会員をはじめ，ＪＡＲＬ役員が紹介され表彰式へと移り、永年会員表彰に続き、ＪＡＲＬ主催コンテスト／クラブ対抗部門年問総合第１位の関西コンテストマニアクラブの皆さんが壇上で晴れの総会表彰を受けました。 ＜議案説明の後，熱心に質疑応答＞ 　休憩の後，関根事務局長より定款に基づく総会成立宣言（10時50分現在の正員入場者数＝1704名，有効委任状総数＝36541名）が行われ、そのあと議長団の指名に移り，議長にはＪＡＩＤＸＵ本間祐弘氏が指名され，副議長にＪＨＩＵＢＵ根本紀正氏とＪＡＩＲＮＬ澤田成一氏が指名されました。続いて書記と議事録署名人が選出され，書記にＪＬ１ＪＴＵ志村文夫氏およびＪＨ１ＲＥＦ山本幸子氏が，議事録署名人としてＪＡ１ＢＤＥ丹沢修治氏，ＪＡ１ＵＩＥ興石天氏，ＪＡ３ＱＹＡ川島俊夫氏が、それぞれ選出されました。 　議案の説明では，ＪＭ１ＷＪＶ椙田宣行専務理事が第１号議案を，ＪＦＩＶＳＣ犬山陽湯通常任理事が第２号議案を説明し，ＪＡ３ＡＹＵ荒木浩孝監事による監査報告の後、質疑応答に移りました。 　すべての質疑応答が終了した後，第１号議案と第２号議案について一括承認をはかり，両案とも原案どおり承認されました。 　続いて，第３号議案を原会長が，第４号議案を大山常任理事が説明，質疑応答の後両案とも原案通り承認され，すべての議事を終了しました。 ＜来年は兵庫県で＞　 　休憩後，林関東地方本部長より総会シンボルの引き継ぎが行われ、次回の総会開催地を代表してＪＡ３ＡＡ島伊三冶関西地方本部長がその盾をがっちりと受け取り，最後に今回の実行委員会のスタッフが紹介され会場からはねぎらいの拍手がおくられ“かいじ総会”の幕は閉じました。 ＜前夜祭「アイボールＱＳＯイン甲斐路」盛会に＞ 　前日29日には甲府富士屋ホテル昇仙閣「グランド・ホール」で，ＪＡＲＬ会員など約500名が出席して，前夜祭が盛大に開催されました。 　舘野関東電気通信監理局長ほか来賓の方々から祝辞をいただき，原ＪＡＲＬ会長，林関東地方本部長，秋山山梨県支部長ほかによる「祝い樽開き」が行われ，舘野局長の音頭で乾杯！久しぶりに会う古き良き友と，そして初顔の方々と語らう楽しいＱＳＯパーティ－がくりぴろげられました。 　舞台では，ギター演奏とバレエの舞踏がアトラクションとして行われ、会場はなごやかな空気につつまれました。 　またお楽しみ抽選会ではトランシーバーなど豪華賞品が用意され，賞品が当たった参加者からは歓声がわいていました。 ＜各種催しも多彩に＞ 　総会開始にさきがけて09:00にＪＡＩＡ（日本アマチュア無線機器工業会）の展示コーナーがオープン。出展各社の新製品が紹介されました。 　また，総会開催を記念して開設されたＪＡＲＬ特別記念局“８Ｊ１ＫＡＩ”は来場の会員により公開運用され，昼休みの休憩どきにば部屋中いっぱいになる盛況ぶりでした。